29と30の間には、深くて長い河がある / 03:恋愛 / d:ライト

祥子さんのぼやき / 03:恋愛 / d:ライト
性別注意事項なし / 表現注意事項なし / (本編年齢・性別注意事項なし) / (本編表現注意事項なし)
読者的キーワード:三十路前の女の生身の呟き

 最近ですね、『マリみて』やらいうコバルトの小説にハマっちゃっててですね、まあそういう訳でこの番外編のタイトル「祥子さん」に反応してしまったわけですよ。

 んで、読んでみると、本編のワンシーンの視点を主人公からサブキャラ一人称に変えた短編でした。番外編というより予告編という感じで、三十路を前にしたキャラクターたちの何ということは無い日常の風景。何かイベントが起こるわけでもなく、舞台が突拍子もない異世界であるわけでもなく、札幌すすきののジャズバーっぽい店で、女3人が結婚話(まさしく禁句!)をネタにクダ巻いてる、そういう風景。その何てこと無いシーンが、妙に琴線に触れてしまって割とお気に入りになってしまった一編です。

 オレは男なんでキャラクターの内面にまで入り込んで感情移入するわけじゃないのですが、身近に呑み好きの女性の友人が多いせいか、「あ~あるある、こんな情景」って感じに楽しませてもらっちゃいました。この「あるある」感って、小説には大事な要素のひとつだと思うのですよ。そのうち本編を読みに行きたいなと思うと同時に、あ~久々に○○○さんと呑み行きたいな、なんてほんのり思う読後感でした。

 というわけで、呑みのお誘い常時受付中の幽霊部長のレビューでした♪

:09/30登録

自己紹介

祥子さんのぼやき
概要: 番外編:祥子さんのぼやき 本編:信じて神様・疑って悪魔 注意事項:  性別注意事項なし / 表現注意事項なし / (本編年齢・性別注意事項なし) / (本編表現注意事項なし) 作者名:わたなべりえ...
From: 禁じられた言葉---番外編競作2---
Date: 2004年10月01日 20:09
 この作品紹介へのトラックバック: