茜色に染まりて蒼を視る / 01:FT / d:ライト

きっと、ありふれた一日/01:FT/d:ライト
番外編注意事項:性別注意事項なし / 表現注意事項なし / (本編年齢・性別注意事項なし) / (本編表現注意事項なし)
読者的キーワード:なんでそうなる。

※まず最初に、当企画の参加資格である「条件3)本編未読の方でも読める内容であること。」に則り、私はどの番外編も本編は一行たりとも読んでいません。その上でレビューしていますので、本編を読めば解ると思われることなども、敢えて番外編のみの作品として捉えて書いています。その点に関する誤読等ありましたらご容赦ください。

本編のプロローグを別の人物の視点から語り、本編への興味を喚起させる手法にまんまとノセられブックマーク。そろそろ本編は佳境とのことなので、完結したら一気に読みたいと思います。
さて、番外編の内容ですが。――印象に残るのは、鮮烈な赤。それは血のような赤と言うよりは真っ直ぐに差し込む夕日の茜のような。そんな印象がのこりました。
番外編の主人公は蒼い髪の別人で、赤色の彼女は登場シーン的には殆ど出てこないんですが、主人公同様、私も彼女の瞳に射抜かれた感じです。
語り口調も硬軟うまく使い分けられていて、スムーズに読めます。
でも「がいんっ」と壁にぶつかるスイは本当に剣士なんでしょうか。不思議です。あぁクリュウの苦労が忍ばれる……(もらい泣き)
この主人公スイというのが殆ど喋らない寡黙な青年のせいか、あんまり印象に残らないんですね。だから彼とクリュウの話だけだったら、さほど印象に残らないのではないかと思うのですが、それを補ってあまりあるほど鮮烈な彼女の乱闘(?)シーン。
気持ちの良い啖呵と、それに見合う実力。こういう強い女性は見ていて清々しいです。スカッとしました。そしてまた、ここでスイが彼女に何か(もしくは誰か)を被せて見るわけですが、ここら辺が(恐らく)本編への伏線になっているようで、やっぱり本編が気になります。
個人的見解ですが、これは本編を読んで番外編を読むより、番外編を読んでから本編を読んだ方がニヤリと出来そうな気がしますね。とにかく、本編の完結を待ちたいところです。

:07/07登録

自己紹介

きっと、ありふれた一日
概要: 番外編:きっと、ありふれた一日 本編:Bitter Orange, in the Blaze. 注意事項:  性別注意事項なし / 表現注意事項なし / (本編年齢・性別注意事項なし) / (本編表現注意事項なし) 作者名:紅崎菜夜良...
From: 禁じられた言葉---番外編競作2---
Date: 2004年07月08日 07:20
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