繁忙期よりも暇な時期の方が就寝時間が遅いとはこれいかに――といった具合で、ここ最近、なぜか布団に入る時間が遅かったりします(苦笑)
どうも、季節外れの「読書週間」に突入してしまったようで(;^_^A
とりあえず、山積されている未読本のダンボールの中から適当に取って読んでおります。昨日、『時の渚』(笹本稜平/文芸春秋)を読み終わったので、ただいま『<柊の僧兵>記』(菅浩江/徳間書店)を読んでいるところ。あと少しで読み終わるのですが、久々に読んだ菅作品、SF設定がワクワクして楽しいのですが展開が急すぎてもう少し枚数が欲しかった印象です。<読み終えたらいつもどおり【読書尚友】にて感想を。
本のほかに適宜雑誌も消化(笑)しておりまして、ある程度片付けようと躍起になっているのが週刊「ダイヤモンド」。昔買っていた「AERA」もそうだったですが、ワタシはどうも週刊誌を毎週きっちり読むコトができず溜めてしまいます……で、あとでまとめて読む、と。
それ、週刊で買っている意味がないだろうという突っ込まれそうですが(苦笑)
ちなみに、毎号買っている雑誌は、週刊「ダイヤモンド」、隔週「電撃PS」、月刊「ダ・ヴィンチ」であります――職場で話していたらK先輩がすごい顔をひきつらせて「穂高さんらしいマニアックな組み合わせだね」と言われました(爆)
さて、話変わりまして、本日のメインは【覆面作家企画2】の感想でございます。
Hブロック、Fブロックと順番に来たので今回はEブロック。
毎度のごとく推理はありませんが、簡単に感想のみ書きとめておきます。
初っ端に一言――E-06「レディ・ホログラムの歌声は」にめた惚れ。
今回の企画の中で1番の好みと言い切れるほどの作品でありました。どのくらい好みだったかと言いますと、「この作品にならお金払えます」と言えるくらい!(^-^) なので、今から作者発表の日が待ち遠しくてなりません……うずうず。
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◆E-01:星
SF……というよりはSF風FT?
3つの章立てによって構成されている時代変遷の物語。
時代が移り行くことで変わっていくものと変わっていかないものを「父と子」の会話でもって表現している、そういう作品のつくりは好きな部類なのですが……いかんせん、全体的に身近すぎて(苦笑)深く考えたり面白さを感じる前に話が切り上げられてしまい、読後は消化不良気味になってしまいました;
ところで、初めてコロニーが出てくるアニメって「ガンダム」だったんですか! うわっ、知らなかった……「999」かと思ってた;<あれはスペースコロニーとは言わないのか;
◆E-02:遠い星の研究生
SF。真面目に考えるとホラーとも言えるような?(苦笑)
騙された!という一言しか出てこない、面白い作品でした。情景を思い浮かべるとものすごく鳥肌モノなのですが(……大嫌いなもので……)、それはさておき、テンポの良い会話、特に突っ込み部分が楽しくて最後までノンストップで読みきり――そして「騙された~!」とか叫んでいた、と(笑)
参りました、はい(笑)
◆E-03:真夜中の散歩
近未来SF風FT。
最初はフツウに現代モノだと思って読み進めていたため、序盤、世界観がわかる段階で「おっ?」と心地良い驚き。
暗くなりがちな舞台設定を会話などで暗くなりすぎないようにまとめられていたため、落ち込むようなお話が苦手(苦笑)なワタシでも気負わず読むことができました。もう少し、状況説明的な文章が少なければキャラクター同士の内面や物語進行に身を委ねられたのですけれども……その辺は個人の好みでしょうね、きっと。
◆E-04:こうして、星はおちた
異世界FT。
冒頭から美しい文章で、「ここではないどこかの世界」へ自然に意識を運び込まれたような気がしました。市販本を買ったときに中表紙をめくってすんなり本の世界に入れたときの感覚と一緒! こういうのはすごく嬉しいです(笑)
個人的には、中盤以降、キャラクターたちの心の動きをそれとなく示すような流麗な文章を見たかったです……情景描写の美しさに比べるとキャラクターたちの言動はどこか直接的な印象を受けたような気がしまして;<これはホントに個人的な好みの問題だと思いますが。
◆E-05:いとしのメリラ
現代モノ。
すごく文章を書きなれている方だなぁ、と思いました。
だって、すごく面白かったんですもの!(笑)
内容の構成もさることながら、お題の消化とテーマ性もきっちりしていて、話の締め方も上手(というか、えらいワタシ好み!/笑)なので、最後まで安心して楽しく読ませていただいた作品でした。
こういうお話を書けるヒト、本当に尊敬します。好きだー。
◆E-06:レディ・ホログラムの歌声は
SF作品。
すみません、ぶっちゃけ、一文目からワタシの好みでした……!
落ち着き払った適度に硬質な文章、こちらの想像力を程よく刺激する描写力、そして深く描くところと切り捨てるところをきちんと判別して緩急つけた作品構成!
好み! すごく好み! この企画で出会った作品の中で1番の好み!
宝石箱にしまわれた一粒の真珠のようにきれいに品良くまとめられた掌編という印象で、拝見できたことに幸せを感じてしまいました。素敵な作品をありがとうございました!<もぅ、感想じゃなくてイチファンの叫び状態(苦笑)
◆E-07:夜になったら会いに行こう
現代物。
何となく行き着く先がわかっていた物語なのでどこかにサプライズが隠れているのかと思いきや、予想どおりの落ち着き方をしたので何やらやるせなさが……。
メインの少年と少女の心情的な部分がもう少し深く書いて欲しかったと思うのですが――そうなっていたらやるせなさも倍増な気がするんですよね;(苦笑)
◆E-08:小天狗の森
和風FT。
言ってしまえばオーソドックスな設定と展開なのでしょうが、終わり方の優しさが滅法好みで(笑)読み終わったときの充足感というか心温まるカンジがとても好きです。そして、2人(……小天狗って「人」で数えていいのかな……)の関係性がツボ(笑)
緩急のついたストーリー展開で最後まで楽しく読めましたが、欲を言えばサプライズが欲しかったかも? 小天狗が雪にほっぺチューするとか。<完全に自分の趣味を言っているだけだな、穂高……。
◆E-09:星の音見つけて
現代物。
上手い!
文章に安定感があって読みやすいのに加え、内面の描き方が丁寧でクライマックスで思わずほろりと来てしまいました……思わず、自分の小学生時代(リコーダークラブで担当の女の先生が偉い怖かった)や、中学生時代(吹奏楽部で実はボエだけじゃなく打楽器もやっていた/笑)を思い出したり……創造された「物語」なのだとわかっていながらも作り物めいた嘘さがなくて、心揺れ動かされましたです。素晴らしいなぁ。こちらの心を動かす作品、本当に素晴らしい!
◆E-10:フォーチュン・スター
現代物。
い、今時の中学生ってそんなに怖いんですか……公園でのくだり、作者さんが効果を狙ってのことかわかりませんが、心情を備に描くことなく状況だけを淡々と描写されているので本当に怖かったですよ;
全体の比重的に2人の関係性や事件のあらましが大きく、そのせいか、ワタシにはミズキが「乗り越えていく」ところがちょっと薄味に思えてしまいました――もっと大仰に書いてもらえると怖さが増したかもしれませんが;
◆E-11:光の手
現代物。
少年と少女、2人のパートが交互に挟み込まれる形は参加作品の中では斬新で面白かったのですが……クロスするパートとそれ以降がもう少し盛り上がって欲しかったというのが正直なところです。そこに至るまでが丁寧だったので、何かすごいコトが起こるのではないかと期待してしまったので;
全然関係ない話ですが、本作の少年がかつてのクラスメートに出逢うくだりで、自分の何気ない一言でも他人を傷つけてしまうのだと自分も気をつけなくちゃならんなぁ~と思いました。言葉というのは励ますこともできれば傷つけることもできますよね……。
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期間中にもう1ブロックくらい行ける……かな?
まぁ、今回、えらい好みの作品に出逢えたのでワタシ的にはかなり満足しています(笑)